起業塾の費用の相場は?価格が高すぎる?人気5校の価格を比較

「起業塾の相場ってどれくらいなの」
「起業塾の受講料が100万円って高くない?」

確かに、起業塾のHPなどを見て比較検討していると、数十万円~数百万円の高額な受講料である場合が多く、現在比較検討している起業塾の受講料が妥当であるかどうか気になりますよね。

また、調査対象のスクールは、Webデザインやプログラミングなどのスキルを身につけるタイプの起業スクールではなく、サービスを構想して起業する「サービス起業型」のスクールに絞って調べました。

「サービス起業型のスクールってなに?」という人は以下の記事を参考にしてみてください。

そこで、今回は人気の信頼できる起業塾に絞って5校の料金を調査。起業塾の相場を知ることで、起業塾選びのひとつの基準として検討することができます。

また、相場に関して起業塾を選ぶうえでの注意点なども解説しているので、最後までご覧ください。

人気の起業塾の相場は1か月あたり9万円ほど

前提として、それぞれの起業塾では、3ヶ月~1年ほどとサポート期間がバラバラな為、1ヶ月あたりの相場で算出したところ88,499円。

およそ、「9万円」ほどが相場ということがわかりました。

それぞれの起業塾の詳細は以下の通りです。

No.スクール名サポート期間受講費用1ケ月換算での受講費用
16ヶ月で経営マネジメントを学び
組織を作りたい人向け
ABS (アタッカーズ・ビジネススクール)
6ヶ月330,000円55,000円
28ヶ月で個性を強みに変えて
フリーランスとして活躍したい人向け

STAND(スタンド)
8ヶ月~750,000円
+ 月額 20,000円
82,500円
33ヶ月で本業とは別に
新たなビジネスをはじめたい45歳以上向け

LIFE SHIFT LAB (ライフシフトラボ)
3ヶ月398,000円~132,666円~
46ヶ月 or 1年で
スモールビジネスから起業をはじめたい人向け

CASH ENGINE (キャッシュエンジン)
6ヶ月・1年入会金 55,000円 +
6ヶ月 495,000円 or
1年 945,000円
82,500円
53ヶ月で社会課題を解決する
ビジネスプランを立てたい人向け

BORDERLESS ACADEMY(ボーダーレスアカデミー)
3ヶ月
269,500円89,833円
※ 価格は税込表記です
※ 1ヶ月あたりの費用は、12ヶ月間の受講をした想定で計算しています。

1ヶ月あたりの相場が9万円だとすると、サポート期間が12ヶ月で100万円ほど。

「起業塾の受講料が100万円って高っ!」と思ってしまうのもわかりますが、サポート期間が1年ほどあれば、相場からすると妥当な金額ということがいえるでしょう。

今回の調査では、顧客から一定の満足度が得られている人気の起業塾に絞って相場を算出。金額とカリキュラムの質のバランスがとれているひとつの基準を導き出しました。

そのため、現在比較検討している起業塾が、今回の相場よりも極端に高い、もしくは安すぎる場合は、金額とサポートのバランスが適切かの見直しをおすすめします。

3種類別、起業塾の相場感

先ほどは、有名な起業塾に絞って相場を計算しました。今回は、起業塾の種類別という側面での相場を見ておきましょう。

僕自身も起業塾への入会を検討していた時期があったため、様々な起業塾のリサーチをしていました。その際に、起業塾には種類があり、それに応じてある程度相場も決まってくるということがわかりました。

ちなみに今回紹介するのは、リサーチをしてきた中での体感値で、サポート期間などもまちまちではあるため「ザックリとした相場感」として捉えていただけると幸いです。

種類別での相場は以下の通りです。受講費用の総額を記載してあります。

No.種類相場
11対1指導型100万円~150万円
2集団指導型50万円
3SNS告知型50万円~200万円
※ 受講費用の総額を記載しています

1対1型は、講師と1対1での指導が受けられる最も手厚いサポート形態。定期的に講師をビデオチャットでの面談を行い、方向性や具体的な疑問点などの相談を受けることができます。

相場としては、サポートが手厚くそれだけ講師側の工数や労力がかかるため、金額も100万円を超える起業塾が多いです。ですが、受講生が稼げるようになる確率は最も高い傾向にあります。

集団型は、学校のように講師1人に対して複数名の受講生が同時に指導を受けるスタイル。

一度にまとめて受講生の管理ができるため、講師側の労力が少なく受講費用も1対1型に比べて安くなる傾向にあります。

ただし受講生が多いため、ひとり一人に対してのサポートが手薄になりがちで、1対1型サポートと比べると挫折しやすい傾向にあります。

SNS告知型は、InstagramやXなどのSNSでのみ集客をおこなっているタイプです。先程のサポート面の2種類と比べると若干毛色は違いますが、傾向として見えてきた分類ではあるため同様に記載します。

このタイプの場合、個人が運営していることが多く、50万円~200万円と価格の振れ幅が大きいです。専用ページなどを見ても受講費用が明記されていることが少なく、公式LINE経由などでセミナーを受講して教えてもらえることが多いです。

個人的には、この手のタイプの起業塾はあまりお勧めできません。もちろん良い起業塾などもあるかとは思うのですが、「100万円も払ったのにサポートがほとんどない」などといった起業塾も多く存在しており、初心者にとっては見分けがつかないため選ばないのが賢明です。

一般的には、余裕をみて1年の予算の確保がおすすめ

起業塾によって、基本的なサポート期間は異なりますが、一般的には6ヶ月~12ヶ月サポートを受けることを想定して予算を確保しておくとよいでしょう。

というのも、一般的な人であれば3ヶ月の短期サポートでは受講期間が短い印象があるからです。

個人的にサポート期間別で以下のような印象があります。

期間状況
3ヶ月目事業コンセプトが決まって稼働しはじめ
6ヶ月目フィードバックをもらいながら事業のブラッシュアップ軌道修正
12ヶ月目方向性や感覚がつかめてきて独り立ち

講師とのフィードバックの回数を重ねると「こういうときは、こう考えるんだな」など経営判断においての勘所がわかり、判断力が身についてくるため、サポート終了後も自力で事業を進めていくことができます。

しかし、受講期間3ヶ月時点では「とりあえず講師のフィードバック通りに行動したら売り上げが発生した」というような状況。

このように、経営者としての考え方に頭が追い付いていない、もしくは身についていない段階でサポート終了となっても「このあとどうするの?」と迷子になりがちです。

もちろん、これに該当せず短期間で圧倒的な成果をあげる人もいます。

しかし、そういう人は稀で、入会時点で「英語が話せてコミュニケーションが好きです」など独立と相性のいいスキルや興味をすでに持っており、講師が少し方向性を整えただけで結果が出てしまう人だったりすることが多いです。

僕も起業塾に入会していた時期があり、「3ヶ月で成果を出してやるぞ!」と意気込みMAXの状態で入会。

ところが、実際のところ日々の地道な作業で結果が中々でないことによるモチベーションの低下や、いざサービスをリリースしても上手くいかず、再度コンセプトを作り直すなど予期せぬ事態が往々にして発生しました。

そのため、入会時点で独立に必要なWebスキルをすでに持っていながらの入会でしたが、初めての売上発生までに約1年ほどかかりました。

これらは、僕だから起こった事例ではなく、一般的な起業塾ではよくある事例です。

十分なサポートを受けて確実に事業化ができれば、10万円~20万円ほどであれば、1年足らずで回収が可能です。

「お金がないから3ヶ月サポートの起業塾でいいや」と目先の総額だけで判断をせず、6ヶ月以上の期間サポートを受けることを前提として、予算の確保をおすすめします。

申込み前に第三者の専門家の意見を聞き、冷静になることも重要

「相場だとしても高いなぁ…」

いくら数十万円ほどの受講費用が妥当だとしても、躊躇してしまうのも無理はありません。

そういった人におすすめしたいのは、事前に第三者からの話を聞くことがおすすめです。

起業塾で設けられている無料のセッションなどでも、起業に関しての意見を聞くことができますが、向こう側もあくまでビジネス。もちろん入会してもらいたいので、起業塾や独立に関する意見もポジティブな傾向になりがちです。

そこで、第三者の冷静な意見も聞きたいところ。昨今では、スキルシェアなどのWebサービスが充実しているため、数千円程度で気軽に起業家やフリーランスに話を聞くことが可能です。

起業塾とは関係のない第三者にポジティブな意見だけではなく、メリット・デメリットも踏まえたうえでの意見を聞くことで、冷静な判断をすることができます。

起業家やフリーランスと話ができるスキルシェアサイトは以下の通り。

「起業」や「フリーランス」と検索してみたり、「 Webデザイナー」など自身の持っているスキル、身につけたいスキル名などで検索してすでに起業している人から話を聞くのがいいでしょう。

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